水戸・大洗に行った

所用で水戸に行くことがあったので、ついでに大洗に行ってみようと思いついた。
というのは、ガルパンで何かと繁昌している街と、大洗磯前神社にある軍艦那珂忠魂碑を見たかったのだった。前者はもとより後者は、艦これで一番好みなキャラで一番レベルが高い(Lv.90)那珂ちゃん改二実装記念……ではないけども、茨城なんてこの先行くことがあるかわからないから、とにかく行ってみようという腹づもりだった。
もちろん一日中に山梨に帰らないといけない。泊まる当ても金もないのでマッチ売りの少女になってしまう。なのでかなりの強行軍になった。16時に用事が終わる予定なので、すぐに水戸駅に戻ってバスで神社へ行き18時半のスーパーひたちに間に合うように水戸駅に戻る旅程。大洗に滞在する時間はなんと30分である。
しかし旅行の予定なんてアテにならないのが常。当然のごとく予定がズレて、バスに間に合うために水戸駅までダッシュで戻るハメになった。まともに運動した記憶のないこの頃だが、自転車通学が効いたのか息切れしなかったことに驚いた。
磯前神社に着いたのは17時前だった。巨大なガルパン絵馬に圧倒されながらお参りを済ませて、忠魂碑を見に行く。

軍艦那珂忠魂碑は、むしろ目立つまいとしているかのように、知らない人は通り過ぎてしまいそうなほどひっそりと立っていた。薄暮で、人もいない時間だったせいもあるけれど、あたりは水を打ったように静かだった。
ついさっきまで、バスの車窓から見える商店の店先に立つガルパンキャラのポップで浮かれていた心はもうすっかり落ち着いていた。階段をゆっくりと下りて、そのまま海辺に出る。波が荒々しく磯にぶつかって砕けている。鎌倉右大臣の歌にそんなんがあったなあと思った。
日の残光もだんだんと失せていって、暗くなって区別がつかなくなる水平線。ほとんど同じリズムで寄せては返す波。奥に見える灯台の灯り。この海がずっとこのままだったらいいのに、と冷たい潮風を浴びながら思った。そのあたり閉門間近の磯前神社でもう一度お祈りして、5分遅れてやってきたバスに乗って水戸駅に戻ったのだった。

とまあ色々書いたけど、何はともあれ楽しかった!
スーパーひたち待ちの水戸駅ガルパンラッピング電車見れたし!
やっぱりこういう無茶な旅行は一人に限るなあ……